角・距離の測り方
経緯儀 Wild社製T3  先ほどの水準測量が標高、すなわち上下の位置を正確に決定するための手段だったのに対し、三角測量は水平位置を決定するための方法です。

 三角測量の原理は右上図に描いてあるように、三角形の2角を測定し既知の1辺と組み合わせて、その三角形の形と大きさを決めるものです。最終的には、与点(与えられている点、国家三角点など)から、新点の位置(水平座標)を定めることが目的です。
 三角測量に用いられるのが経緯儀(左図)で、水平軸と鉛直軸の周りを自由に回転でき、正確に角度を読み取ることができるように作られています。

 光波測距儀(下図)は、その名のとおり、光波を利用して距離を測定する機械です。物差しは、そこに書かれた目盛りを単位として長さを測りますが、光波測距儀は、光の波長を目盛りの代わりに使用し、距離を測定します。 光波測距儀 Geomensor CR204
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