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現在のメンバー:教員

宮崎 真一 教授

主に測位衛星システム(GNSS)を用いた地殻変動の研究をしています。 また、GNSSの精度向上を通して、GNSSの長周期地震計、潮位計、水蒸気センサーなどとしての利用にも目を向けています。 大学は修士で出て、国家1種で国土地理院の行政職に就職したという変わり種です。 面倒見はよくないので、自分でやるべきことを考えて進められる方を求めます。 バスケ、バイク、旅行、スイーツが好きです。
分科: (主) 測地学及び地殻変動論分科 / (副) 地震学及び地球内部物理学分科

大谷 真紀子 准教授

海溝型巨大地震やゆっくりすべりを対象に、その発生を計算機の中で模擬する地震発生サイクルシミュレーションに取り組んでいます。 断層面上で起こる地震などのさまざまなすべり現象がどう影響し合うのかに興味があります。 基本的に専門は地震学ですが、最近は地殻変動データとシミュレーションを組み合わせるデータ同化研究もはじめたので、 測地学(地殻変動)の方にも片足を入れたいと思っています。
分科: (主) 地震学及び地球内部物理学分科 / (副) 測地学及び地殻変動論分科
リンク: 個人ページ

風間 卓仁 助教

私は測地データ、特に重力データを自ら取得し、地球質量の時空間変動を捉えています。 例えば、絶対重力計という装置を火山に設置してマグマの動きを見たり、 超伝導重力計(写真)で氷河融解に伴う重力変化を観測しています。 主なフィールドは桜島・阿蘇山・アラスカ・南極などさまざまです。 また、これらの重力変化を捉える際には陸水変動の寄与が「ノイズ」になってしまうので、 陸水変動に伴う重力擾乱を補正するためのソフトウェアを開発しています。
分科: (主) 測地学及び地殻変動論分科 / (副) 火山物理学分科
リンク: 個人ページ 京都大学教育研究活動データベース Google Scholar

現在のメンバー:学生

大学院博士課程

大柳 諒 (D4)

大学院修士課程

西上 直志 (M2)
小濱 瑞希 (M1)
土井 惇慈 (M1)

学部4回生

田中 優稀斗
舩津 圭汰
吉川 大貴

過去の集合写真

4回生の卒業アルバム用に2020年1月15日に撮影した写真です。並びは以下の通りになっています。
上段: 石川(M1)・駒野(M1)・厳(D1)・宮内(M2)・施(D1)・大柳(M1)・長縄(D2)
下段: 岡田(B4)・田村(B4)・風間(助教)・福田(教授)・細野(B4)・安藤(M2)
2018年度の初回セミナー時に撮影した写真です。並びは以下の通りになっています。
上段: 宮崎(准教授)・施(M2)・横井(M2)・安藤(M1)・宮内(M1)・長縄(D1)・Panuntun(D5)・星野(D2)
下段: 大柳(B4)・駒野(B4)・高柳(B4)・福田(教授)・森(B4)・石川(B4)・風間(助教)
4回生の卒業アルバム用に2017年12月21日に撮影した写真です。並びは以下の通りになっています。
上段: 長縄 (M2)・施 (M1)・Panuntun (D4)・横井 (M1)・宮崎 (准教授)・風間 (助教)
中段: 栗原 (M2)・藤田 (B4)・福田 (教授)・安藤 (B4)・宮内 (B4)
下段: LaCoste型相対重力計 G196・GNSS受信機 GEM-1

過去のメンバー

教職員・研究員

福田 洋一 2020年3月まで教授として在籍 → 2020年4月に極地研究所の教授に就任
松尾 功二 2013年4月から2014年8月まで学振特別研究員(PD)として在籍 → 2014年9月に国土地理院に就職(研究員)
風間 卓仁 2010年4月から2012年12月まで学振特別研究員(PD)として在籍 → 2013年1月に京都大学に就職(助教)
付 广裕 研究員として在籍 → 2010年度に中国へ帰国
東 敏博 助手として在籍 → 2009年3月に退職
藤森 邦夫 講師として在籍 → 2007年4月に退職
竹本 修三 教授として在籍 → 2006年3月に退職(現・京都大学名誉教授) 個人サイト

大学院生:博士課程修了または博士号取得

長縄 和洋 地上重力データを用いたアラスカ南東部における氷河性地殻均衡の統合的理解 関連論文 2022年度修了
→コンサル系に就職
厳 暢達 Non-linear visco-elastic modeling of post-seismic gravity change and displacement 2021年度研究指導認定
→中国へ帰国
Hidayat Panuntun Poroelastic rebound following the 2011 Tohoku-oki earthquake (Mw=9.0) as deducted from geodetic data and its application to infer the Poisson's ratio 関連論文 2018年度修了
→インドネシアへ帰国
板倉 統 地上重力観測連続データの独立成分分析 2017年度研究指導認定
→地方公務員
Patroba Achola Odera Precise determination of a local geoid model and a reference height system for the establishment of a modern vertical geodetic datum 関連論文(1) 関連論文(2) 2012年度修了
→ケニアへ帰国
安部 麻衣子 Improved environmental models for superconducting gravity records and its application to the GRACE data evaluation 関連論文 2010年度博士号取得
→GFZに継続勤務

大学院生:修士課程修了

隠岐 颯太 重力および土壌水分の連続観測データを用いた土壌パラメーターの推定:国立天文台水沢を例に 2023年度修了
→IT系に就職
八木 優明 桜島火山東部における局所的沈降の物理的解釈 2023年度修了
→IT系に就職
大畠 敬就 摩擦特性が一様な断層におけるスロースリップの自発的な分裂に関する数値実験 2022年度修了
→就職
若林 環 日本縦断測線を用いたバネ式相対重力計のスケールファクター検定 関連論文 2022年度修了
→博士課程に進学(熱学)
田村 旭輝 アジョイント法に基づくスロースリップ発生域の摩擦特性の推定 2021年度修了
→IT系に就職
石川 慶 潮位データに含まれる地殻上下変位成分の抽出手法に関する検討 2020年度修了
→保険会社に就職
大柳 諒 繰り返し相対重力測定データを用いた1975年~1992年における桜島火山内部の質量増加プロセスの研究 2020年度修了
→博士課程に進学
駒野 和基 2010-2019年に琉球弧南西部で発生したスロースリップイベントのすべり時空間発展 2020年度修了
→IT系に就職
安藤 慧 3次元数値モデルを用いた中緯度域スポラディックE層の形成機構の解明 2019年度修了
→博士課程に進学(電磁気)
施 天焰 Capability of ICA Method for Separating GIA and Ice Mass Signals in Antarctica) 2019年度修了
→博士課程に進学(極地研)
宮内 佑典 重力観測データから推定される2016年~2018年の阿蘇火山内部の質量時空間変動 2019年度修了
→IT系に就職
横井 貴稔 GNSSデータ(1996-2011年)に基づく豊後水道の長期的及び短期的スロースリップの同時推定 2018年度修了
→金融系に就職
栗原 剛志 相対重力および地殻変動データを用いた2015年8月桜島急膨張イベントの圧力源の推定 2017年度修了
→IT系に就職
長縄 和洋 アラスカ南東部における氷河性地殻均衡に伴う地殻変動および重力変化の数値的モデリング 2017年度修了
→博士課程に進学
平良 真純 繰り返し相対重力測定データを用いた桜島火山内部の質量変動に関する研究 2017年度修了
→博士課程に進学(熱学)
星野 宏行 震央付近での地震後海底地殻変動データは地震時すべり分布の推定結果を向上させるか?:2011年東北沖地震の場合 2016年度修了
→博士課程に進学
五島 仁志 地殻変動モデリングにおける地形と地球の曲率の影響:2011年東北地方太平洋沖地震への適用 2014年度修了
→地方自治体に就職
板倉 統 地上精密重力測定における降雨・地下水重力擾乱の補正 2013年度修了
→博士課程に進学
松崎 和也 しらせ船上重力データの再処理と海底地殻構造の研究 関連論文 2013年度修了
→産総研に就職
山極 修司 GPSデータを用いた2011年東北地方太平洋沖地震(M9.0)の地震時及び地震間のプレート間カップリングの推定 関連論文 2013年度修了
→報道機関に就職
杉本 純也 粒子フィルタを用いた測地データの時間依存インバージョンの開発 2012年度修了
→金融保険系に就職
奥 光平 キネマティックGPS 解析に基づく2011年東北地方太平洋沖地震の余震・誘発地震の地震時変位検出の試み 2011年度修了
→金融会社に就職
長崎 鋭二 人工衛星データを用いた南極氷床質量変動に関する研究 2011年度修了
→商社に就職
馬場 和人 先島諸島で見られるSSEの検証と東部への伝播についての考察 2011年度修了
→商社に就職

学部生:卒業または課題研究単位取得

小濱 瑞希 Lagrange形式に基づく重力変化の数値計算:球状圧力源変動を例に 2023年度卒業
→修士課程に進学
土井 惇慈 2020~2023年にGNSSで観測された能登半島における地殻変動に関連した断層すべりの時空間発展の推定 2023年度卒業
→修士課程に進学
小田 雄大 LaCoste型相対重力計の重力連続観測で検出されたトンガ噴火の気圧変動に伴う重力変化 2022年度卒業
→修士課程に進学(熱学)
塚原 弘大 地表変位に伴う重力変化の地形効果:桜島火山マグマ溜まり膨張における数値計算例 2022年度卒業
→修士課程に進学(経済系)
西上 直志 地震時変形のモデル計算における球対称モデルと半無限一様モデルの比較:2011年東北地方太平洋沖地震を例に 2022年度卒業
→修士課程に進学
隠岐 颯太 陸水物理モデルを用いた国立天文台水沢の陸水重力変化の再現 2021年度卒業
→修士課程に進学
八木 優明 桜島火山における球状圧力源変動と局所的沈降に関する考察 2021年度卒業
→修士課程に進学
大畠 敬就 何が長期的スロースリップの再来間隔を決めるのか? 2020年度卒業
→修士課程に進学
小出 鯉太郎 2015年桜島ダイク貫入イベントにおける地殻変動場の地形効果について 2020年度卒業
→修士課程に進学(吉田→防災研)
野末 陽平 非弾性レオロジーに対する等価体積力法の弾性不均質構造への適用 2020年度卒業
→修士課程に進学(防災研)
若林 環 相対重力計のスケールファクター検定 関連論文 2020年度卒業
→修士課程に進学(吉田→阿蘇)
岡田 有生 LaCoste型相対重力計における器械傾斜の数値化手法の開発 2019年度卒業
→修士課程に進学(工学系)
田村 旭輝 断層面摩擦パラメータ空間分布の推定手法に関する研究 2019年度卒業
→修士課程に進学
細野 泰己 重力鉛直勾配値を用いた地下構造の推定 2019年度卒業
→公認会計士
吉田 健志 房総スロースリップのすべり分布の分解能に関する考察 2019年度課題研究単位取得
石川 慶 東北地方太平洋沖地震前後の潮位から推定した地殻変動 2018年度卒業
→修士課程に進学
大柳 諒 桜島火山における1990年代以降の長期的な地殻変動および重力変化 2018年度卒業
→修士課程に進学
駒野 和基 GPSデータを用いた琉球弧南西部のSSEによる地表変位及び発生周期に関する考察 2018年度卒業
→修士課程に進学
高柳 翔一 重力鉛直勾配の高精度測定 2018年度卒業
→金融系に就職
森 祐太朗 プレート定常沈み込みによる地形形成の数値モデリング -3次元化に向けて- 2018年度卒業
→修士課程に進学(防災研)
安藤 慧 津波の発生と伝播による電離層プラズマ擾乱の数値実験 2017年度卒業
→修士課程に進学
藤田 萌実 西南日本における応力解放に伴う地殻変動の検出 2017年度卒業
→修士課程に進学(防災研)
宮内 佑典 相対重力計で観測された阿蘇地域における熊本地震前後の重力変化 2017年度卒業
→修士課程に進学
横井 貴稔 MCMKFを用いた豊後水道における長期的及び短期的スロースリップの同時推定 2016年度卒業
→修士課程に進学
横山 智也 アラスカ南東部における陸水流動に伴う重力時間変化の物理的モデリング 2016年度卒業
→大手銀行に就職
栗原 剛志 桜島火山の噴火前後における短周期的な重力変化 2015年度卒業
→修士課程に進学(熱学研究室)
長縄 和洋 アラスカ南東部における現代氷河の融解に伴う隆起速度の算出 2015年度卒業
→修士課程に進学
岡林 健治 六甲高雄観測室の水管傾斜計のデータ解析 2014年度卒業
→不動産会社に就職
星野 宏行 Relaxを用いた粘弾性緩和におけるスラブの効果の計算 2014年度卒業
→修士課程に進学
高橋 温志 レーザー測距器を使った泥火山の隆起の観測 2013年度卒業
→修士課程に進学(吉田→防災研)
小池 俊貴 GPSデータを用いたスロースリップの検出手法に関する研究:琉球海溝への適用例 2013年度卒業
→修士課程に進学(防災研)
五島 仁志 地震・火山活動に伴う地殻変動の地形補正 2012年度卒業
→修士課程に進学
松崎 和也 昭和基地周辺におけるGOCEデータと地表データの比較 2011年度卒業
→修士課程に進学
山極 修司 西南日本のブロック断層モデリング 2011年度卒業
→修士課程に進学
杉本 純也 スロースリップの時間インバージョンにおける非負拘束の影響について 2010年度卒業
→修士課程に進学

写真: Mendenhall氷河
アラスカ・ジュノーにある氷河です。 氷河融解や後氷期地殻変動を捉えるため、重力・GPS観測を行っています。 氷河域は本研究室の重要な研究対象の1つであり、例えば以下の成果を挙げています。
Iwano et al. (2005)
Yamamoto et al. (2011)
Naganawa et al. (2022)


測地学研究室へのアクセス
〒606-8502 京都府京都市左京区北白川追分町 京都大学理学部1号館2階 (地図