傾斜計
水平振子型傾斜計
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 左の写真は水平振子型傾斜計です。

 土地が傾斜すると、水平振子型傾斜計の振り子を支えている振子棒が回転します。この回転を光テコを応用した光学記録装置で記録します。

 右の写真は、1943年9月10日に発生した鳥取地震(マグニチュード=7.2)の際に、震央から約60km離れた生野鉱山に設置されていた水平振子型傾斜計で観測された異常傾斜変化の記録です(地震による傾斜の前に土地の傾きが記録されています)。この記録は、1965年に発足したわが国の地震予知計画のよりどころの一つとなった貴重なものです。

 実物は京都大学理学部6号館3階「理学部ミニ博物館」に展示してあります。興味のある方はぜひ見に来てください。
鳥取地震前後の傾斜計の記録
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